RED 4.5Kのサンプルファイル

 ちょっとPC製作記事から離れます。AdobeのCreative Suiteの一部がCS5からCS5.5となり、先日発売を開始、体験版(30日間使用できる)が公開されました。同時に体験版に使用する素材としてEOSムービーとRED ONEの4.5Kムービーのサンプルファイルも公開! まだ自分は未体験のRED ONEの4.5Kの世界を、ひと世代前となってしまったCS5で読み込んでみました。

RED 4.5KとPremiere Pro(1)

RED 4.5Kを乗せたPremiere Pro CS5

 CS5までのPremiere ProやAfyer Effects体験版ではライセンスの関係からかMPEG系のファイルが読み込めず、最近のファイルベースHDカメラ素材はもちろん、HDVさえも扱えませんでしたが、CS5.5ではそれが緩和されたとのことです。

 このCS5.5はCS5のマイナーアップグレード版という感じで、PhotoshopやIllustratorはCS5のままですが、主に映像系ソフトがCS5.5となって若干の進化をしています。といってもCS5ユーザーから見ると有料で積極的に乗り換えるまでには至らない内容です。しかもCS5 Production Premiumからのアップグレード価格は58,800円。CS5が去年の今頃リリースされたのに、さらにりんごのマークのアレは単体だけど製品版で$299というのに、1年でこの価格はないだろうと誰もが思っているはず。

 ところでRED ONEの編集ソリューションにPremiere ProはCS4から対応していました。CS5ではさらにNVIDIAの一部グラフィックカードと組み合わせることでMercury Playback Engine (MPE)という再生支援機能が働き、スムーズな編集作業ができるというのが売りでした。

 いま制作記事をアップ中のSandyBridgeマシンエントリーではクラスのグラフィックカードなのでMPE非対応ですが、このサンプル素材をダウンロードしてみました。

 RED ONEのファイルは1ムービーが1フォルダとなっていて、中には4つのMOVファイルと1つのR3Dファイルが入っています。Windows 7ではMOVファイルも一部はWindows Media Prayerで再生できるようになり、EOSのフルHDムービーもダブルクリックでスムーズに再生できます。ところがこのRED 4.5KファイルはProRes422などと同様、サムネイルも出ないしダブルクリックで再生もできません。QuickTimeプレイヤーでもCODECが必要と言われてしまいます。容量が大きいのはR3Dファイルなので、それがムービーの実体なのでしょう。

RED 4.5Kファイルをエクスプローラーで表示

RED 4.5Kファイルをエクスプローラーで表示

 MOVファイルのひとつをCODEC解析ソフトのMediaInfoで見てみると…

RED 4.5KファイルをMediaInfoで見る

RED 4.5KファイルをMediaInfoで見る

解像度4480×1920で284Mbps、ちょうど縦方向の解像度がフルHDの横方向と同じで、縦横比は2.35:1と、まるきり映画の世界。音声はモノラル3chの32bit PCMです。Premiere Proでは内部のメディアブラウザーがちゃんとREDファイルを認識してくれました。

 プレビューウインドウに表示させるとなんとも横長の映像! せっかくだから最大化(モニターのサイズは1920×1200)すると…

RED4.5Kを再生

RED4.5Kを再生

かくかくするけど一応再生できる。秒間10フレームくらいに落ちているかな。このモニターではフルHDを見るのと情報量としては変わらないので、ぜひとももっと大きなモニターで見てみたい! 余談ですがこのサンプル、Adobe Japanで作ったということでしょうね。

 これをRED 4.5Kの素材と同じ解像度・フレームレートのプロジェクトを作成して乗せてみると(いちばん上の画像)… やっぱりMPEが効いていないだけあって再生してもコマ送りでぜんぜん付いてこない。EOS フルHDはストレスなく編集できたのにな。RED素材を仕事で扱う可能性は当分ないと思うけど、QUADRO 4000でも買えばMPEでヌルヌル動いてくれるんだろうなあ。

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